長年の間にさまざまなポジションの面接で何百もの候補者と面談してきたが、会社側と候補者側の双方が名詞(あるいはいくつかの形容詞が含まれる場合もあるが)ベースで職務についての話し合いをしたがる。雇用側は「販売担当副部長(VP)」、あるいは「5年間の経験があるJava開発者」を求め、履歴書上には律儀にも、これまでの担当や役職が列挙された名詞一覧でその候補者が表されている。
名詞は静的(スタティック)なもので、そこには生命が宿っていない。
決して自分を名詞で定義してはいけない。あなたは「販売部長」ではなく、会社の売上を翌年には2倍できる、と。「熟練したRubyプログラマー」ではなく、開発スピードを早めて欠陥を減らすことができる、と。
名詞ではなく動詞を使おう。あなたが誰なのかはどうでもいいことで、何ができるかが重要なのだ。